先日、10月新刊の感想いただけた時にタイトルも好きと言っていただけて嬉しかったのと、お手元に届き始めたようなので。
なんてことない「こんなこと考えながらタイトルつけたよ」の話。
まあ蛇足なので読まなくてよいです。
タイトルである「雨天、のちに星降る夜」は、
意味自体は「雨のち晴れ」の語感で「雨があがったら、綺麗な星空が見える」と、まあ字面そのまんまの意味です。
本の中身からそのまんまでもある。
「星降る夜」は流星群などもない、ただの〝満天の星空〟を指す表現なのですが、
「特別な日でなくても、ただ『星空が綺麗』というだけで、二人は一緒に眺めるといいなあ」
とか、考えながらタイトルにしました。
(雨と星なら「雨夜の星」とかもあるんですが、意味も違えばタイトル設定の意図からも外れてしまう)
また、この「星降る夜」はアルハイゼンの伝説任務ラスト、二人が会話しているシーンで流れているBGM「星降る夜の静寂」も意識していて、
「このBGMとそのタイトルを思い出してくれたらいいな」とも思ったりしています。
BGMタイトルを認識していなくて、あれきりの方も少なからずいらっしゃるだろうな…と思うので、該当する方はこの機会にぜひもう一度聴いてください。HOYO-MiXで聴けます。
https://youtu.be/qTAIF-HI_Ak?si=rp5eN2f2jz8DBwQa
この音とタイトルから、2人は星空のもとで静かな時間を言葉少なに過ごしている日もあるんだ……という幻覚も見ているので関連付けたかったのもあります。
普段タイトルを考えるのが本当に苦手で心底自信がないのですが、今回「好き」と仰って頂けてとても嬉しかったので、普段しないお話をしてみました。
ちょっと照れます。
■更なる蛇足
自分自身、星空を見たり、そういったものがテーマやモチーフになっているものが好きで、BGMタイトルを見た時は「どこかに使いたいな…」の気持ちがあったので、ならば今回使ってしまおう、と今回採用しました。
元々好きなモチーフと、新しく好きになったものに共通点があると少しうれしくなりますね。